ゲームの向こうへ

ただのゲームファンのオッサンが、ゲーム業界を憂慮したり、プレイ感想を書いたりするブログ。

2014年09月

テラリア - Sandbox型ゲームって、もっとあってもいいと思う。

terraria
テラリア

 “仮面ライダー鎧武”が終わりましたが、1年間通して観た方はどんな感想を持ちましたでしょうか。
 私は平成ライダーは“仮面ライダー電王”の途中から入って、電王以前はレンタル等で補間して行ったクチです。昭和ライダーも平成ライダーもあらかた観て来ています。今年公開された「昭和vs平成」も劇場で観ています。

 そんな自分から見れば、鎧武は「近年まれに見るツマラない話だったなぁ」というのが素直な感想でした。
 物語が中盤過ぎた頃…禁断の果実の話題が出始めてその形状が「リンゴ」であった時点から創世記の展開に持ち込もうとしているのがミエミエだったのですが、そうなればアダムが誰でイブが誰になる…なんてアホでも分かるって話です。

 主脚本家が虚淵玄氏である事に殊更の期待はしておらず逆に不安感があったのですが、不安感の方が的中してしまった…というね…。
 当初はユグドラシル、ヘルヘイム…なんて単語から北欧神話的な展開を期待していたら、創世記だった…というね…。
 で、あのラスボスって誰だっけ?(インパクト無さ過ぎで存在感が空気)…というね…。

 なんだろう、このガッカリ感は。

 結局は、45~46話の紘汰と戒斗のバトルが一番の盛り上がりどころで、最終話(47話)に出てきた台詞棒読みの女の子が変身するラスボス(未だにコイツ誰?感が拭えない空気ボス)は、光実が“仲間”に復帰するキッカケは作ったけれど、余りに唐突で、余りに蛇足過ぎて、全然盛り上がらなかったし…。一番盛り上がるはずの紘汰と光実の同時変身からのラストバトルが、全然盛り上がらない(BGMだけは主題歌を流して盛り上げていた)のと相俟って、余計にガッカリです。

 今度は“仮面ライダードライブ”に期待することになるのですが、「ライダーなのにクルマってwww」というのは最早問題ではなく(“Black RX,ライドロン”で検索!)、「ライダーなのに刑事ってwww」というのも問題ではなく(“G3”または“アクセル”で検索!)、最大の問題点は“主人公の俳優さんがどう見ても2号ライダー向きフェイス”って点かなぁ…?


続きを読む

オメガクインテット - 好きじゃないジャンルなのに…。

omega-quintet
オメガクインテット

 このブログ内でも何度か書いてきましたが、私はJRPGが好きではありません。
 昔…若い頃は別に何とも思いませんでしたが、ある時から「世界を救うのがいつもガキ」というパターンに嫌気がさし、そこからプレイしなくなっていった…という感じです。

 ワンパターンな“世界を救う話”はまだ良しとしても、そのために「ガキの集団」が東奔西走するというシチュエーション(主人公パーティーにオッサンもオバチャンも居ない)、マップ構成がほぼ一本道で寄り道ができない展開…というのが受け付けなくなってしまったのです。

 それなのに、何故、もっと有り得ない「若いねーちゃんだけの集団」が東奔西走するモノを…。


 続きを読む

各社のホリデーシーズン対策について雑感。

02_zatsubun
 ゲーム機が日本では売れていない、って話はちょっと前に書きました。
 日本でゲーム機が売れなくなった4つの理由。

 で、昨日は、今後の各ゲーム機について、任天堂、日本マイクロソフト、ソニー・コンピュータ・エンタテインメント・ジャパン・アジアのトップがどう捉え、どう対策していこうと考えているのかを、インタビュー記事から読み取るという話を書きました。
 3トップが語る、今後の据置プラットフォームの行方。

 で、更に、9月も終わりです。今年は残すところ、あと3か月です。
 12月には、日本でも宗教観は無関係でホリデーシーズンに突入します。つまりは「クリスマス」と「正月」が来る、ということですね。
 欧米ではホリデーシーズンにはアホみたいに財布の紐が緩むようですが、日本では欧米並とはいきません。それでも、年間通して最もゲーム機が売れるであろうわずかな期間になります。

 年末~年始にかけて買われる場合、ゲーム機はソフトと一緒になりますから、ゲームソフトも含めて各社がどのような戦略を打ち立てているのかを、発売予定等から読み取ってみようかな、と。



続きを読む

3トップが語る、今後の据置プラットフォームの行方。

02_zatsubun
 任天堂の岩田聡社長、日本マイクロソフトの泉水敬執行役、SCEJAの盛田厚プレジデント…。
 それぞれ、世界で売り出されているゲームプラットフォームの、日本でのトップに当たる方々です。

 先日、SCEJA盛田プレジデントのインタビュー記事が出たことによって、それぞれの会社が日本市場におけるプラットフォーム展開についてどうお考えになっておられるのかを対比することが出来るようになりましたので、私なりの雑感としてまとめてみようかな、と。

 バイアスの強い記事だと真意を汲み取りにくくなるため、敢えてインタビュー記事のみに絞っています。
 インタビュー記事も決してバイアスがかかっていないとは言えませんが、それでも記者が独自に書く記事よりは遥かにマシですので。



続きを読む

イース セルセタの樹海 - 後半突入。プレイしやすいが、問題点も。

yscelceta
イース セルセタの樹海

 PS4/PS Vitaでの「イースVIII」だろうと思われる完全新作リリースが2015年に予定されましたが、ようやく“イース村八分”の方向性から転換し、アクションロールプレイング(人気がありそうで実は余りリリースされていないジャンル)として日本ファルコムが本腰を入れ始めたように思える「イース」シリーズ。

 オリジナル版(本家版)の「イースIV」である位置付けの「セルセタの樹海」が非常にプレイしやすく、またストーリー展開もなかなかに面白いです。
 PS Vitaと言えばコレ!というタイトルにはなかなか入らない「セルセタ」ですが、恐らくは「イース」シリーズを知らない(名前だけ知っているがプレイ経験はない)世代の方が多くなっているからでは、と思っています。

 このゲームの魅力、そして問題点を、改めて模索してみます。


 続きを読む

東京ゲームショウを外側から見て。(TGS雑感)

02_zatsubun

 「東京ゲームショウ2014」が終わりました。
 一般来場者(ゲームファン等)へのお披露目という目的以前に、企業間の商談の場、各種メディアへのお披露目等が行なわれる、日本最大の「ゲームの祭典」です。
 国内のゲームメーカーはこぞって参加したがる…はずなのですが、任天堂は「ユーザーに届きにくい」事を理由にして相変わらずの不参加でした。

 毎度の如く、行ったわけでもなく、ただネット記事のみで外側から観ていたのみに過ぎませんが、いちゲームファンとしての雑感などを。



続きを読む

イース セルセタの樹海 - 体験版が明暗を分けた、ファルコムの人気シリーズ

yscelceta
イース セルセタの樹海

 今日は日曜日だってのに、重要な資格試験の日だったり。
 何の資格かってのは伏せますが、年に1回しかやらない資格試験なんですよ。

 で、受験する人は普通、最低でも半年前くらいからみっちり勉強しないと一次試験すら突破できないんですが、私がこの資格試験を受験しようと思ったのが2か月前。ゲームで遊びまくっていたダメな自分のお陰で、試験勉強なんてここ1週間。
 資格試験は受けて来ましたが、合格する気配すら無い気がしています。

 来年から本気出す。

 ダメ人間の常套句ですよね、明日から本気出す、とか。


 試験が終わった記念(ん?)にゲーム買ってきちゃったんですけれど…(この時点でもうダメな俺)。

 実は、日本ファルコムの“体験版”によって、 コッチは買ったけれどアッチは買わないと決意した、という…ね。


 続きを読む

AKIBA'S TRIP 2 - 2周目突入。微妙に面白くなってきちゃったんだけど…。

akibastrip2
AKIBA'S TRIP 2

 前のエントリでは“凡作”と評価しているのに、気付いたら2周目突入してしまいました…。

 装備品、アイテム、お金、その他収集要素の引継はあったものの、レベルは1になってしまったので、レベル上げは結局しなきゃならないみたいです。装備品引継のお陰で無双状態ではありますが。

 何だかんだで、意外と楽しめていたりして…。


 続きを読む

今月のPS Plus向けサービスが色々と良い。

02_zatsubun
 PS Plusは、PS3/PS4/PSP/PS Vita/PS Mobileで使えるオプションサービス。
 PS4発売時は3か月無料+ゲームソフト1本に15日無料券があったので、半年ほどは無料で加入しており、その後気に入ったため、12か月を購入。
 時折、キャンペーン期間中に12か月加入すると+2か月される、なんてことをやっていたりして、入るのに結構抵抗感がない状態になって来ています。

 PS4はPS Plusに入っていなければ、基本的にはオンラインプレイができない仕様。
 オンラインプレイは基本的には避ける人間ですが、とは言えゲームソフトによってはオンラインに繋げてみようと思うものもあるので、私は加入を前提にしてPS4やPS Vitaを使っています。
 今ではすっかり気に入ってしまっており、“入っていないと色々不便”になってしまっていますし。

 今月はPS Plus向けのフリープレイが充実しているし、TGS期間限定でMGSVグラウンドゼロズが980円でダウンロード購入できるしで、なかなかに良い状態です。


 続きを読む

AKIBA'S TRIP 2 - PS4版を買わなくて良かったと思わせる凡作。

akibastrip2
AKIBA'S TRIP 2

 昨日、PS Plus向けのフリープレイソフトが更新されましたので、取り敢えず「AKIBA'S TRIP 2」と「ダマスカスギヤ~東京始戦~」をダウンロードしました。どちらもVita向け。

 「ダマスカスギヤ」からプレイしたのですが、良く言えば“物凄くストイック”、悪く言えば“イマドキ手抜きし過ぎ”という内容でした。全く内容を知らなかったけれど、ゲームタイトルだけは聞いた覚えがあるということでダウンロードしたのですが、“アクションゲーム化したフロントミッション”という最初のイメージと、上記したとおりに、余りにも簡素な造りであったので、早々に放り投げました。
 ロボット(ギヤ)も含めて、キャラクターに魅力が全くないってのも致命的。ロボに魅力がないのも致命的ですが、登場人物の性格付けは個性的なのに魅力を感じないってのは…。

 で、本命は「AKIBA'S TRIP 2」です。
 このゲーム、初代もPlusも全く興味を持たなかったのですが、ある意味電撃的にPS4版リリースに至ったので、ちょっと興味を持って調べてみたところ、PS3版(HD映像)をそのままフルHDに引き延ばしただけ、という事しか伝わって来ませんでしたので、購入を見送ったゲームです。
 マシンパワーによる高クオリティ化は“当たり前の範疇”として、エフェクトのリッチ化くらいは最低限やって欲しかったのですが、当たり前の範疇以外のことはしていなかった、というのが見送った理由。
 トゥーンレンダリングされたゲームなので、HDがフルHDになったところで大した差は感じられませんし…ね。

※一応擁護しておきますが、このゲームの従来のファンにとってはPS4版は恐らくは物凄く豪華に見えるはずですし、VitaやPS3でクリア済であったとしても欲しくなる内容だろうと思われます。

 このため、フリープレイに来たことでようやくプレイする機会を得た訳です。


 続きを読む
最新コメント
livedoorプロフ

河童

記事検索
  • ライブドアブログ