テラリア
“仮面ライダー鎧武”が終わりましたが、1年間通して観た方はどんな感想を持ちましたでしょうか。
私は平成ライダーは“仮面ライダー電王”の途中から入って、電王以前はレンタル等で補間して行ったクチです。昭和ライダーも平成ライダーもあらかた観て来ています。今年公開された「昭和vs平成」も劇場で観ています。
そんな自分から見れば、鎧武は「近年まれに見るツマラない話だったなぁ」というのが素直な感想でした。
物語が中盤過ぎた頃…禁断の果実の話題が出始めてその形状が「リンゴ」であった時点から創世記の展開に持ち込もうとしているのがミエミエだったのですが、そうなればアダムが誰でイブが誰になる…なんてアホでも分かるって話です。
主脚本家が虚淵玄氏である事に殊更の期待はしておらず逆に不安感があったのですが、不安感の方が的中してしまった…というね…。
当初はユグドラシル、ヘルヘイム…なんて単語から北欧神話的な展開を期待していたら、創世記だった…というね…。
で、あのラスボスって誰だっけ?(インパクト無さ過ぎで存在感が空気)…というね…。
なんだろう、このガッカリ感は。
結局は、45~46話の紘汰と戒斗のバトルが一番の盛り上がりどころで、最終話(47話)に出てきた台詞棒読みの女の子が変身するラスボス(未だにコイツ誰?感が拭えない空気ボス)は、光実が“仲間”に復帰するキッカケは作ったけれど、余りに唐突で、余りに蛇足過ぎて、全然盛り上がらなかったし…。一番盛り上がるはずの紘汰と光実の同時変身からのラストバトルが、全然盛り上がらない(BGMだけは主題歌を流して盛り上げていた)のと相俟って、余計にガッカリです。
今度は“仮面ライダードライブ”に期待することになるのですが、「ライダーなのにクルマってwww」というのは最早問題ではなく(“Black RX,ライドロン”で検索!)、「ライダーなのに刑事ってwww」というのも問題ではなく(“G3”または“アクセル”で検索!)、最大の問題点は“主人公の俳優さんがどう見ても2号ライダー向きフェイス”って点かなぁ…?
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